コロナウイルス〜政府の対応の悪手っぷりに世間はてんやわんやですね。
病気もですが、日本が心配です。
非日常感溢れる日々ですが、なるべく平常心で過ごしたいものですね。。
そんなときにイラストの練習というのは、夢中になった瞬間全ての心配ごとから頭が一旦離れます。
心が自由になる時間というのは、精神衛生上とても大事なのでなるべくなら「それどころじゃない」と手放してしまわずになんとか続けていけるといいなと思います。
と、うにょうにょ話しましたがコロナの話題は飽和しているので、久しぶりに受講生の方のがんばりを紹介させて頂きます。
今回紹介するのは、受講生のしぶさん(@4bu3_mama)です。
もくじ
コツコツ努力の才能をもつ、4人の子の母であるしぶさん
noteをやっておられるそうで、「いつか育児絵日記をインスタにあげる!というのを目標に頑張りたい」とイラストレッスンを受講してくださったしぶさん。
しぶさんのnoteはこちら>>shibu
「さっぱり絵が書けない」と語りながら提出してくださった最初の全力で球を投げる野球選手はこちら。
絵が描けない、と現状の自分と正面から向き合ってごまかそうとせず「どうすればそれっぽくなるか」を試行錯誤して描いた様子がよく伝わります。
これまで人に見せる前提で絵を描いてきたわけではなさそうで、独学による手癖がありません。
そして顔と胴体のサイズ感と手足のサイズ感から、無意識でも人間の体の比率が認識できているという感想をもちました。
1ヶ月でクロッキー100枚!
もう、本当にみんなに語りたいのはしぶさんの100枚クロッキーです。
私がクロッキーのやり方をざっくり説明した課題ページのあの女性をメインに、しぶさんは100枚以上取り組んでくれました。
あの女性を約100枚…!
飽きるよ!実際、飽きたと思います。
それでも、間に動画のクロッキーを挟みつつも何度も最初のポーズに戻って確認しながら基礎力を高めてくれました。
5分だと焦ってしまって手が回らないからと時間を伸ばしたり、気を付ける点を書き出してみたりと工夫しながら基礎練習を着実に続けていきました。
受講から1ヶ月が経過した頃のクロッキーの変化はこちら
人間の柔らかさ、全身のバランスなどをどんどんモノにしていっているのがお見事です。
頭部が難しい、と苦手に気づくと熱心に頭部の練習に取り組んだり
感覚で描いてしまうことをせずにきちんと確認して、基本に忠実に描くという、ついサボりがちな点をしっかり抑えて取り組んでくれました。
それを自己判断で省略せずにきちんきちんと抑えていくというのは、なかなか難しいことです…!
デッサン課題もスルーせずしっかり取り組んで空間と立体を捉える能力を成長
背景や小物を描くときに必要になってくるデッサンの基礎能力。
最近ではデジタルの背景素材や、写真からのトレスなどで誤魔化すことも容易い部分でもあります。
しかし、サイズ感や立体の基礎などはやはり理論の理解が入っていると『感覚』という危ういものに頼りきらないですみます。
完成度の高い画面をつくるには抑えておきたいのが立体物を捉えるデッサン課題です。
しかし人間に比べて描いていてあんまり楽しくないので、箱とティッシュ箱だけ描いて終了〜や、完全にスルーして1枚も出していない人も少なくなかったデッサン課題…!(いいんですよ!楽しいのが1番です!)
そんな課題にもしぶさんは実直に取り組んでくれました。
そして、そこでしぶさんの観察能力の高さと、細部をごまかさずに追える我慢強さが炸裂しました。
このガラスの表現なんて、美大受験予備校にデッサン習いに行って2年くらいしてやっとできるレベルです。
美大受験の予備校であれば先生から「初心者からこの枚数でここまでいくか。コイツ、伸びるな。」と目をかけてもらったことは間違いないでしょう。
縦横の補助線も感覚で省略することなくしっかり関係を確認してから描き進んでくれていることがわかります。
3つ子ちゃんと長女ちゃんの育児日記が可愛い!
3頭身課題に入って少しした頃に、3つ子ちゃんのイラストを提出してくれました。
そこで初めてしぶさんのお子さんが長女ちゃん+3つ子ちゃんという構成だったことを知る私。
うちなんて2名でテンヤワンヤしてるのに、1+3人のお世話をしながら100枚クロッキーやガッツリデッサンに取り組んでいたしぶさん…!素直に尊敬です。
デッサン課題に逃げずに取り組んできたのもあって、ややこしい小物も臆さず取り組んでいるのが素晴らしい。
久しぶりに100枚クロッキーしたポーズに挑戦
年が明けた頃、しぶさんは久しぶりに懐かしいクロッキーポーズに挑戦してくれました。
PCの前で思わず涙が…!
もうしぶさんは「さっぱり絵が書けない」人ではない…!
むしろ絵、上手な人…!
たったの半年ほどでここまでの成長ができたのは、しぶさんが実直に真面目にコツコツと練習を積んできた成果です。
基礎に忠実に、自分の感覚を信用せず確認しながら描くということはやろうとしてもなかなか難しいことです。
その才能を駆使して着実に技術を身につけたしぶさんをリスペクト&拍手〜〜〜!
しぶさんの感想
今回ピックアップさせていただくにあたって、しぶさんにイラストレッスンの感想をお伺いしました。
育児と仕事の合間の限られた時間で続けられるかなと思っていましたが、出される課題がスモールステップを積み重ねる感じでちょうど良く、楽しく続けられています。
他の方も書かれていましたが、褒めまくってもらえるのもとてもいいです(笑)
レッスン開始から半年、とにかくかざりさんの指導のままに描いていたら、いつのまにか少しそれっぽく描けるようになっていて驚いているというのが正直な感想です。
クロッキーを何枚も描いている最中は上達している意識はあまりなかったのですが年明けに最初の課題で描いた女性をもう一度描いた時に、あれ?少し良くなってるなと実感できました。
育児記録としてはまだまだですが、簡単なポーズや写真を見ながらのデフォルメもレッスン開始前は全く描けなかったことに比べたらそれなりに描けるようになってきていて、描いていても楽しいです。
本当にかざり先生のレッスンに出会えて、一歩を踏み出せて良かったです!
これからもどうぞよろしくお願いします。
ほんと、しぶさんの100枚クロッキーは…私の中で伝説になっています。
じりじりと薄皮を剥ぐように行きつ戻りつそれでも着実に進んでいって、振り返るとずいぶん登ってきたなあ…!という成長だなあと思います。デッサンで『描くこと』自体が開花した感じも強いなと思います。
しぶさんのnoteはこちら>>shibu
4~5月を目処に、イラストレッスンの構造まるごと変えていきます。
7月に始まったイラストレッスン。
なんだかんだと7ヶ月以上続いていて、振り返るとちょっと驚きます。
続けていく過程で、様々な発見がありました。
そのひとつに『他の人が頑張っているものを見ると「自分も」とやる気が出る』という反応があります。
今のマンツーマンのやりとりでは他の人の頑張りは見えず、他にもいつも頑張っている仲間がいるということはなかなか実感できません。
一緒に仲間が頑張っている様子がもっとよく見えれば、そしてコミュニケーションをとることが出来れば「あの人も頑張ってるし、私もマルひとつくらいは描こうかな」とスマホから手を離して手近な紙とペンを探すスイッチになるかなと思いました。
「描きたいなとは思ってるんだけど」のスイッチをもっと入りやすくするためにもイラストへの取り組み方法を、これまでの私とだけのマンツーマン方式とはだいぶ違った形にしていきます。
具体的には4月を移行期間、5月からは完全に新しい方法でスタートしたいと思っています。
移行に向けての説明などまた順を追ってやっていくので、構造や展開が変わってもお付き合い頂けると嬉しいです。
思うところある方は是非意見聞かせてくださいな!
ありがとうございます〜!