#男の育児は迷惑じゃないタグから思ったこと

こんにちはかざりです。

とある政治家の「男の育児は子供からしたら迷惑な話かもしれない」という赤ちゃん憑依系トンデモ化石発言に対して、Twitterでは #男の育児は迷惑じゃない というタグができ、育児をする父親の写真やエピソードが多数投稿されて盛り上がりをみせました。

かざり
イチ母親として #男の育児は迷惑じゃないタグから感じたことについて私も持論を展開させてみたいなと思います。

男の育児は迷惑じゃない?

保護者が育児をするのは当然のこと

発端は自民党の萩生田光一幹事長代行の宮崎市での講演での発言です。

萩生田氏「赤ちゃんはママがいいに決まっている」/朝日新聞デジタル
『男も育児だ』とか言っても、子どもにとっては迷惑な話かもしれない」と語った。

それに対してフローレンスの駒崎さんが #男の育児は迷惑じゃない というタグをつくり、父親が子供と過ごしている写真を貼って抗議の意思を表しはじめ、それに対して賛同のかたちで次々と育児をする父親の写真やエピソードなどが投稿されて盛り上がりました。

元の萩生田氏の発言がアウトなのはもう今更言及するまでもありませんが、「『男も育児だ』とか言っても、子どもにとっては迷惑な話かもしれない」という萩生田氏の発言に対して『男の育児は迷惑じゃない』と返すその言葉尻に私は少し違和感を感じてしまいました。

私はこんな投稿しました。

当初、『男の育児』ってそもそもなんだよ…親だろ…とモヤモヤしながら呟いたツイートです。

だって親でしょ?親が子供の育児をするってだけの話でしょう?

「男の育児は迷惑なんかじゃないよ」というのでは育児は女の世界という認識を肯定することになってしまうのではないかなと思いました。

聞け、父たちの声を。「赤ちゃんはママがいい」と決まってるわけないだろ/BuzzFeedNews
たとえ「ママがいい」と言われても、子育てするしかない。だって父親だもの。
誰がなんと言おうと、父親が育児するのは迷惑でもなんでもなく、「当たり前」です。
 

育児をしない男は迷惑

「産んだ覚えのない大きい長男が一番手がかかる」という言葉を耳にするくらい、親として当然の役割を果たしていない男性はまだまだ世の中にはいるようで、そういう夫は妻にとってかなり迷惑な存在です。

私自身、第一子出産後、しばらくの間、配偶者が父親としての責務を充分に果たしてくれなかったことから多大なる迷惑を被りました。

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2018.04.09

よそのおっちゃんが「子供はママがいいにきまってる」とバブバブ言っていたとしても、実際に育児の現場において父親が責務を果たさないことは非常に迷惑でした。

かざり
現在はいい父親です!大人二人で育児を回しているため帰りが遅い日は本当に困ります。

母親の育児の現場には撮影者がいない

#男の育児は迷惑じゃない タグを眺めていて思ったのは、日常の風景の中で父親が子供の面倒を見ている写真がスイスイ出てくることについてです。

タグに投稿こそしていませんが、私の夫が家で子供の世話をしている微笑ましい写真はスマホからすぐ見つけることができます。「いい光景だな」と思ってわざわざ写真を撮るからですね。

それに対してスマホのアルバムから、家族共有のクラウドから、一緒にいる時間は圧倒的に長いはずの私と子供の日常の写真を探し出すのは困難です。

わざわざ写真に撮る気が起こらないくらい母親が育児をする姿は日常のことで、そしてその現場には撮影者がいない時間も長いのです。

父親が責務を果たすにはまだまだ課題が多い

「父親が育児をするのは当たり前のこと」と考えていたとしても、実際の育児の負担は母親が多く背負い込んでいるのが一般的な現状です。

我が家も子供の病気のときにまず休むのは母親の私ですし、夫が帰宅するまでの時間、毎日子供にご飯を用意して食べさせているのは女の私です。

その格差を埋め、父親も母親も平等に育児に関わっていくためには男女の意識改革はもちろん、長時間労働の是正など、解決すべき課題だらけです。

政治家の方には非実在赤ちゃんになりきって母親に責務を押し付けて父親を排除する動きをすすめるよりも、男性が育児にもっと注力できるよう現実的な課題を見据えて取り組んで頂きたいと思います。

女親としては、「男の育児は迷惑なんかじゃないよ。助けてくれてありがとうね」などと育児を己のフィールドとしてそこに入ってきてくれたという扱いをせず、社会構造的にもまだまだ男親が親としてしっかり時間をかけて子供を養育するという責務を存分に果たすことが難しい現状を嘆きたいと思います。

ムーブメントで時代が変わってゆく

今でこそ、イクメンという言葉を嫌悪する父親たちもいますが、過去、世間的にイクメンという言葉で取り上げ、我が子の面倒を見ている父親をもてはやしたことは、男性と育児がポジティブな形でつながる大きなきっかけだったと思います。

そして今回の#男の育児は迷惑じゃないというタグが盛り上がったりと父親を育児の現場から排除しようとする発言に反発を繰り返すことで、時代が変わってきているという認識がどんどん広がっていくことはとても素晴らしい動きだと思います。

結果的に、最初ニュースで取り上げられた段階では「政治家のおっちゃんがこんなこと言うてました。おわり。」という中立の立場だったところから、駒崎さんがTwitterで取り上げて抗議の意思を示して輪が広がり、その後の報道は「持論を展開」「失言」という取り上げられ方に変化していきました。

違和感に対してきっちり声をあげ、数の力で抗議の意思を示すことで、国のスタンスが変わっていくことを願います。

そして今度 #男の育児は迷惑じゃない的なタグが発生するときは家庭という育児の現場においてではなく、父親の育休取得や子供の看病のための休暇申請に難色を示すなど、母親側の負担に全面的にタダ乗りする姿勢を崩さぬ父親側の会社、それを是とする社会構造に向けて発信されていってほしいなと思ったりします。

我が家では子供も母親も、いつでもお父さんの力を必要としています。

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